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【第18話】懐かしのサグラダ・ファミリア~前編~

カテゴリ:スペイン語を話す国

Buenas tardes!
¿Cómo están ustedes?
Espero que estén muy bien.

みなさま、こんにちは!お元気でお過ごしですか?
もう6月ですね・・・。あぁ、気付けばもうこんな季節・・・。
ずいぶんとご無沙汰してしまって、ごめんなさい!!
最近は本当に時が経つのが早くて!!
私だけタイムマシンに乗ってるとか、そんなことないですよね、まさか?
「いやあねぇ、もう一年の半分が終わるんですよ。」
「本当に早いですよね。ぼけっとしてたら、あっという間にクリスマスが来そうだわ。」
そんなありきたりな会話を繰り返している今日このごろです。
なぜ、時が経つのが年々早くなっていくのでしょう。
スペイン人の友達が前に言っていたのですが、歳をひとつ重ねると、トナカイが一頭増えるそうです。トナカイが一頭増えると、滑っているソリの速度は増しますよね。それと同じで、歳を重ねるごとに、速度が増すのだそうです。
トナカイに例えるなんて、可愛いわ。そう思いながら、妙に納得したものでした。

でも、スペインと日本では時間の流れ方が違うように感じるのは私だけでしょうか。
スペインでは、時間がゆったりと流れています。もちろん、マドリッドやバルセロナのような大都市では、車の数も多く、人の行き来も多いため、せわしないイメージがあります。それでも、日本の大都市ほどではないと思います。
スペインでは日本よりすべてがゆっくりです。
朝食は8時ごろ、昼食は2時、夕食は9時から10時ごろに食べます。日が昇るのも遅いし、日が暮れるのも遅いです。夏は特に日が長く、夜の9時でもまだ明るいのです。
私もスペインに住んでいたころは、ゆっくりランチを食べ、そのあとゆっくりコーヒーを飲み、「はぁ~、しあわせ~」と、たるんでおりました(今もたるんでいるくせに、と嫌味が聞こえてきそうですが)。日本はもっと早いペースで物事が進んでいるように感じます。
そのせいか、日本に帰ってからの方が時の流れが速いように感じます。
いやいや、ただたんにトナカイが増えただけでしょ、と思った方、ごもっとも!

バルでくつろぐおじちゃんたちも絵になりますね~♪
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ゆったり流れる時間の中で飲む新鮮なオレンジ絞りたてジュースは最高です!
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さて、セゴビア、グラナダと昨年の夏に私が訪れた町について書いてきましたが、今日は私が住んでいた活気あふれる街、バルセロナについて書こうと思います。正確に言えば、ガウディとサグラダファミリアについて語りたいと思います。私にとって、とても思い出深い町であるバルセロナを6年ぶりに訪れたわけですが、懐かしのバルセロナは私に多くの喜びをくれました。特に、初めて見るサグラダファミリアの内側(数年前に公開された部分です)の美しさには圧倒されました。

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何を隠そう、私はガウディが好きで、そのあふれんばかりの思いを抱いてバルセロナに移住しました。大学を卒業したてで、知り合いもいない町で始めた手探りの生活・・・。仕事も見つけないといけない先が見えない状況で、私の一番の心の支えになってくれたのは、街中にいくつもあるガウディの作品たちでした。一人で散歩しながらガウディの建物を何度も何度も眺めました。特にサグラダファミリアへ歩いて行ってはベンチに座って、その美しい彫刻を見上げました。サグラダファミリアの前にある公園には池があって、水面にサグラダファミリアが映るんです。
夜に行くと、ライトアップしたサグラダファミリアがとてもきれいに映っていて、何度もうっとりと眺めました。
sagrada familia2
私が住んでいた頃は、サグラダファミリアの内側はまだまだ工事中で、観光客は主に外側を見て、あとは中に入り、塔を登り、地下にある展示物を見てからお土産を買うというのが通常でした。内側に入っても工事中のため幕で覆われていて、通路を通って反対側に行くだけでした。工事用の機械があって、石が積んであり、現場のおじちゃんたちがてきぱきと働いていました。中に入るには入場料がいるため、私はほとんど外から眺めていたのですが、友達が遊びに来たときなどは一緒に中に入りました。入るたびに、「どんなものを作ってるんだろうなぁ。この後ろはどうなってるんだろう。」と、幕の後ろで何が行われているのか気になって仕方ありませんでした。
外から見るだけでも本当にすばらしいのですが、サグラダファミリアは未完成の教会なので、これからどういう風になっていくんだろうと、まだまだ遠い未来の話と言われていたわけですが、その完成した姿を思い描いては、はぁ~っとうっとりため息をついていました。

私が最後にサグラダファミリアの中に入ったのは、2007年の夏でした。母と妹と三人で入ったのです。そのとき、それまでは布で覆われていた箇所が少しだけ公開されていて、すばらしく美しいステンドグラスを見ることができました。バルセロナの少し郊外にあるコロニア・グエル教会のような、ガウディらしい模様のステンドグラスを見て、私たち三人は感嘆したのでした。
サグラダファミリアは着々と完成に向かって進んでいる、そう思うと胸がときめきました。
大好きなガウディがその情熱と魂を注ぎ込んだサグラダファミリア、ガウディの思いはどんな風に受け継がれていくんだろう、そう思いながら、私はバルセロナを離れ、2008年の春に日本へ帰ってきました。

そして六年の月日が流れたわけですが、バルセロナに行った生徒さんたちから、「公開されたばかりの内側を見てきました!すばらしかったですよ!」と、何度か写真を見せてもらいました。それを見ながら、「うわー、こんな風になってるんですね!いいなぁ、私も見たいなぁ。」と、とっても羨ましく思っていました。
そして、ようやく2014年の8月にバルセロナに行くことが叶ったのです!6年ぶりのバルセロナ!!
思い出がたくさん詰まった、私にとって、とってもとっても大切な場所。たくさんの友達との再会、懐かしい景色、そしてサグラダファミリアの「今」をこの目で見れる!サグラダファミリア、なう!

そうそう、サグラダファミリアに行こうと思っていらっしゃる皆様、個人で行く場合は、前もってネットで入場券を購入しておくことをお勧めします!私はネットで購入し、印刷して、表記された入場時間に行ったので良かったのですが、入場券を持っていない人たちが長蛇の列を作っていました。ひどいときは2~3時間も並ばなくてはいけないそうです。暑い中、並ぶのは大変ですよね!なので、ネットで購入したほうがずっとスムーズに入場できますよ。

さて、鼻息荒く、胸の高鳴りがMAXに到達した最高のテンションでサグラダファミリアに着いた私が見たものとは!!??

長くなりそうなので、次回に書きますね!!

バルセロナの町には、他にも素晴らしいものがたくさんあります。ガウディの作品群だけでも、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラなどがあります。どれも本当にすばらしいものばかりです。ガウディ以外にも、ピカソやミロ、ダリと言った近代美術の巨匠たちの美術館や、大聖堂、コロンブスの像など、盛り沢山です。

次回じっくりとサグラダファミリアの内部について語りますので、今日は他の作品たちの写真をお届けしたいと思います!

では、ぜひ楽しんでくださいね!
【カサバトリョCasa Batlló】
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【グエル公園Parc Güell】
1572

1549

1494

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【カサ・ミラCasa Milà】
1776

1769

1778

1777

【バルセロナの通りいろいろ】
1906

1807

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それでは、後編は近々アップします!
そろそろ入梅しそうなので、体調管理をしっかりして、元気に待っててくださいね!

Hasta luego~♪

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